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ジャンヌ・ダルク -オルレアン ドロー&ライト-
¥4,950
タイトル:ジャンヌ・ダルク-オルレアン ドロー&ライト- 日本語版 / Joan of Arc: Orléans Draw & Write デザイナー:Ryan Hendrickson, Reiner Stockhausen メーカー:Engames 発売年:2022 プレイ人数:1人~5人 プレイ時間:45分 対象年齢:10歳以上
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アクロポリス
¥4,400
タイトル:アクロポリス 日本語版 / Akropolis デザイナー:Jules Messaud メーカー:Engames 発売年:2022 プレイ人数:2人~4人 プレイ時間:25分 対象年齢:8歳以上
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Come Together / カムトゥギャザー
¥10,780
※こちらの商品は数寄ゲームズ独自の和訳ルールが添付される和訳付き英語版となります。 プレイ人数:1-6人 対象年齢:14歳以上 プレイ時間:60-90分 ゲームデザイン:Vegard Eliassen Stillerud, Eilif Svensson, Åsmund Svensson アートワーク:John Rabou, Daan van Paridon 出版社:Chilifox Games 1960 年代後半、新世代の若者たちが自由、友情、愛を胸に抱いて、誰もが安心して集まり、究極の人生体験を楽しむことができる集会――すなわち音楽フェスを開催しています! この夏、誰もがカスカディアン、ティッキ ・トゥレイド、グレート・ウェスタン ・カウボーイズを見たいと思っています――しかし、彼らはどのフェスで演奏するのでしょうか? 「カム・トゥギャザー」では、あなたはボランティアを使って最もホットなアーティストと観衆を引きつけ、ステージやキャンプ場を設営し、注目を集めて独自のフェスを開催し、そのフェスを史上最高のものにしようとします! プレイヤーは 3 ラウンド(フェス中の 3 日間)に渡って「カム・トゥギャザー」をプレイします。ゲームの目的は最も多くの得点を得ることです。 得点を得る手段はいくつかありますが、通常は各ラウンド終了時にコンサートを開催することから大半の得点を得ます。得点を得るために、プレイヤーはコンサートの前に注目を集め、アーティストのために適切な観衆を引きつけなければなりません。 「カム・トゥギャザー」はワーカープレイスメントゲームですが、独特のひねりが加えられています――ワーカー(スタッフ)を置いたとき、プレイヤーは今確保したカードを即座に得るのではなく、誰かがその区画を発動させるまで待たなければならないのです。 プレイヤーは常に重要なジレンマに悩まされます。1 つ目のジレンマは、カードを獲得するか、それとも区画を発動させるかです。発動のタイミングは非常に重要です。 もう一つのジレンマは、本当に欲しいカードを得るか、それとも他の区画にいる他プレイヤーに加わってより多くの注目を集めるために、あまり魅力のないカードを得るかです。プレイヤーは、たとえば観衆カードを得るためには観衆区画に、ステージカードを得るためにはステージ区画にスタッフを置かなければなりません。
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Blitzkrieg! / ブリッツクリーク! フランス語版
¥4,290
※こちらの商品は数寄ゲームズ独自の和訳ルールが添付される和訳付き仏語版となります。 ※ゲームは仏語版ですが、和訳ルールは英語版のものとなります。内容物の画像に差異がありますがルールの違いはありません。 「Blitzkrieg !」は、2人のプレイヤーがそれぞれ連合国側と枢軸国側に分かれて、主たる戦場の支配権を争うゲームです。簡潔なルール、短いプレイ時間、そして多くの厳しい決断が求められます。 プレイヤーは布袋からユニットを引き、初期部隊を決定し、損失を補充します。ダイスやカードを使って戦うのではなく、プレイヤーは各戦場の作戦に軍事資源を割り当て、戦勝点を獲得し、さらなる資源や特殊兵器を獲得し、戦略的優位性を確保しながらプレイします。 一晩で第二次世界大戦を何度もやり直すことができます。 基本ルールに加え、大戦に勝利した枢軸国がドイツ陣営と日本陣営に別れ、アメリカ本土の覇権を争う架空戦記拡張「ニッポン拡張」も含まれています。
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シュティッヒルン
¥1,980
プレイ人数:3-6人 対象年齢:10歳以上 プレイ時間:30分 ゲームデザイン:Klaus Palesch アートワーク:Oliver Freudenreich グラフィックデザイン:別府さい 出版社:数寄ゲームズ / NSV 各プレイヤーは、できるだけ集めたくない失点となる色のカードを選びます。 さて、他プレイヤーの弱みを握ったあなたはどうしますか? そう、感謝を込めて、その色のカードを贈りつけるのです! 信じられないほど簡単で、何度でも遊びたくなる面白さ。 シンプルかつ美しいゲームとは、このことです。 各ラウンドの最初に、各プレイヤーは手札から1色のカードを選び、その色を自分の「失点色」とします。ラウンド中、各プレイヤーはこの色を集めないようにします。失点色のカードは、そのプレイヤーにとってカードに書かれたランクに等しい失点となるからです。例えば、緑を失点色に選んだ場合、緑の「5」は-5点、緑の「9」は-9点の失点となります。他の色のカードは、ランクに関係なくすべて+1点の得点になります。 ※数寄ゲームズ通販サイト直販特典として、6種のバリアントルールが記載された「バリアントルールカード」をお付けいたします。
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ファーストエンパイア
¥6,600
タイトル:First Empires デザイナー:Eric B. Vogel メーカー:テンデイズゲームズ 発売年:2022年 プレイ人数:2人~5人 プレイ時間:30分~60分 対象年齢:14歳~ ルール難易度:★★★☆☆(ダイス目ごとの処理を把握する負荷はそれなりにあるものの、一般的な難易度) いいポイント ・「ダイスゲームと4x系発展ゲームの融合」というコンセプトをうまく活かしたデザイン ・ボードや駒、カードはコンパクトに仕上げられ、プレイ時間も60分程度にまとめられており、扱いやすく優れた「中量級」になっている ・ストレージや駒収納用ボックスなどが含められ、準備と片付けの手間が軽減されている イマイチなポイント ・ダイスの目ごとに異なる処理が必要なため、覚えることはやや多い ・遊びやすくまとめられている分、文明ごとの差が小さく、その部分ではやや物足りなさが残る ダイスゲームと4x系発展ゲームを融合させた中量級戦略ゲームです。 プレイヤーは、自らの文明を発展させ、領土を広げ、都市を建設し、世界でもっとも優れた偉大な文明となることを目指します。 自分の番が来たら、特別な目で構成されたダイスを降ります。 最終的に確定したダイス目と保持している地域に応じ、各要素のパラメーターを上げ文明の力を底上げし、また、自分の領土を拡大すべく駒を他地域へと送り込んでいきます。 上げたパラメーターに応じて、ダイスを増やしたり、ダイスの振り直し回数が増えたり、駒の数や移動力が増えることとなります。 「ファーストエンパイア」においての発展は、ダイスゲーム部分の優位性に表れるのが面白いところです。 4x系のゲームだけに、また、自分の文明のパラメーターをより効果的に上げていくために、各地域を征服していくことも大きなウエイトとなっています。 駒の数と戦闘力を示すダイス目によって征服を行うのですが、戦闘力を示すダイス目は文明の発展に直結しないため、状況や展開に応じて、征服をするのか、発展させるのかを見極める必要があるでしょう。 また、各種条件によって得点を得られるボーナスカードも見過ごせません。 それぞれの条件を踏まえ、臨機応変に戦略を変え、ゲームを進めて行きましょう。 ダイスゲームと発展ゲームの融合というコンセプトを実に見事に表現し、中量級の遊びやすい戦略ゲームに仕上げられています。 華やかなアートワークや、すべての内容物を綺麗にしまうことのできるストレージ、駒入れとなる箱なども最初から用意され、商品としても満足度の高いものになっています。
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惑星Xの探索
¥6,380
SOLD OUT
プレイ人数:1-4人 対象年齢:13歳以上 プレイ時間:60分 ゲームデザイン:Matthew O'Malley, Ben Rosset アートワーク:James Masino, Michael Pedro 出版社:数寄ゲームズ / Foxtrot Games, Renegade Game Studios ……暗黒惑星が潜んでいる可能性があります。 この競争的論理ゲームで、プレイヤーは天文学者となって夜空を調査し、この姿の見えない惑星の位置を推測しようとします。 あなたは惑星Xを見つけるために必要な資質を持っているでしょうか? 惑星Xの位置を特定したり、太陽系にある他の天体の位置に関する正しい学説を発表したりして名声を得ましょう。この天文学的研究に最も貢献したプレイヤーは、最も多くの得点を獲得してゲームに勝利します! 科学の内幕:2016年1月、コンスタンティン・バティギンとマイケル・E・ブラウンは、遠方に惑星があれば太陽系内の観測可能な天体の不可解な軌道を説明できるということを示すコンピューターモデルを使い、“プラネット・ナイン” 仮説を発表しました。 ※このゲームを遊ぶには専用アプリ(無料)のインストールが必要です。AndroidもしくはiPhoneの端末が必要となります。
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ドッグパーク 日本語版
¥7,700
タイトル:ドッグパーク 日本語版 / Dog Park デザイナー:Lottie Hazell, Jack Hazell メーカー:Engames 発売年:2022 プレイ人数:1人~4人 プレイ時間:40分~80分 対象年齢:10歳以上
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ドッグパーク 有名な犬たち拡張 日本語版
¥1,650
タイトル:ドッグパーク 有名な犬たち拡張 日本語版 / Dog Park: Famous Dogs Expansion デザイナー:Lottie Hazell, Jack Hazell メーカー:Engames 発売年:2022 プレイ人数:1人~4人 プレイ時間:40分~80分 対象年齢:10歳以上
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ドッグパーク ヨーロッパの犬たち拡張 日本語版
¥1,650
タイトル:ドッグパーク ヨーロッパの犬たち拡張 日本語版 / Dog Park: Famous Dogs Expansion デザイナー:Lottie Hazell, Jack Hazell メーカー:Engames 発売年:2022 プレイ人数:1人~4人 プレイ時間:40分~80分 対象年齢:10歳以上
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ウェルカム・トゥ・ザ・ムーン 日本語版
¥6,600
SOLD OUT
タイトル:ウェルカム・トゥ・ザ・ムーン / Welcome to the Moon デザイナー:Benoit Turpin, Alexis Allard メーカー:Engames 発売年:2022(オリジナルは2021年) プレイ人数:1人~6人 プレイ時間:25分 対象年齢:10歳以上
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オリハルコン 日本語版
¥6,600
タイトル:オリハルコン / Orichalcum デザイナー:Bruno Cathala, Johannes Goupy メーカー:Engames 発売年:2022 プレイ人数:2人~4人 プレイ時間:45分 対象年齢:12歳以上
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キューボサウルス 日本語版
¥2,200
タイトル:キューボサウルス / Cubosaurs デザイナー:Fabien Tanguy メーカー:Engames 発売年:2022(オリジナルは2021) プレイ人数:2人~5人 プレイ時間:20分 対象年齢:8歳以上
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パーラ
¥2,200
プレイ人数:3-5人 対象年齢:11歳以上 プレイ時間:30分 ゲームデザイン:Jeffrey D. Allers アートワーク:坂本奈津希、SEIMI、たかみまこと、別府さい、Makiko Kodama、ママダユースケ 出版社:数寄ゲームズ 「パーラ」は一風変わったトリックテイキングゲームです。 ゲームに勝つためには赤・青・黄の原色と橙・緑・紫の二次色をうまく操る必要があります。 「点描画法」「印象派」の2つのルールが楽しめます。
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リフトフォース
¥3,300
プレイ人数:2人 対象年齢:10歳以上 プレイ時間:30分 ゲームデザイン:Carlo Bortolini アートワーク:Miguel Coimbra 出版社:数寄ゲームズ / 1 More Time Games 裂け目(リフト)が世界を一変させた! 生命を持たないと思われていた者達が、目覚め始めたのだ…… 強力なエレメンタルを操る個性豊かなギルドを率いて、同盟を結成しよう。 相手のエレメンタルを破壊し、裂け目沿いの土地を支配して 「リフトフォース」を獲得し、永遠の力を手に入れよう。
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TEN(テン)
¥2,750
SOLD OUT
タイトル:TEN(テン) 日本語版 デザイナー:Molly Johnson, Shawn Stankewich, Robert Melvin メーカー:コロコロ堂 発売年:2022(オリジナルは2021年) プレイ人数:1人~5人 プレイ時間:15分~30分 対象年齢:10歳以上
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コンサンプション拡張 ~おかわり~ 日本語版
¥2,200
タイトル:コンサンプション拡張 ~おかわり~ 日本語版 デザイナー:Karen Knoblaugh メーカー:コロコロ堂 発売年:2022(オリジナルは2020年) プレイ人数:1人~4人 プレイ時間:60分~120分 対象年齢:14歳以上
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コンサンプション ~今日から始める健康生活~ 日本語版
¥7,700
SOLD OUT
タイトル:コンサンプション ~今日から始める健康生活~ 日本語版 デザイナー:Karen Knoblaugh メーカー:コロコロ堂 発売年:2022(オリジナルは2019年) プレイ人数:1人~4人 プレイ時間:60分~120分 対象年齢:14歳以上
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ティルトゥム 日本語版
¥9,350
※この商品は予約商品です。この商品を含むご注文は10月31日以降の発送となります。 タイトル:Tiletum デザイナー:Simone Luciani, Daniele Tascini メーカー:テンデイズゲームズ 発売年:2022年 プレイ人数:1人~4人 プレイ時間:60分~100分 対象年齢:14歳~ ルール難易度:★★★★☆(アクションや要素の種類が多いため、ルール把握負荷はそれなりに高いものの、本格的なゲームとしては素直なルールのため、慣れていればそれほど難しくはない) いいポイント ・昨今の過剰なほどではない、まさに「本格ユーロストラテジーゲーム」と言ったバランスのいいボリューム感 ・収入とアクションのバランスをどう取るかということをシンプルなシステムで悩ませてくれる イマイチなポイント ・ルチアーニとタッシーニの尖った独自性は弱い ・アクションポイント制の部分があり、プレイングによってはプレイ時間が長くなる可能性がある イタリアのみならず、現代のボードゲームシーンを代表するデザイナーとなったシモーネ・ルチアーニとダニエル・タッシーニの二人による久しぶりのコンビ作が登場です。 プレイヤーは、ルネッサンス初期の商人となり、ヨーロッパを舞台に、より多くの名声を獲得することを目指します。 ゲームの根幹となるのは、ダイスピックによるアクション選択とリソール獲得、そしてのそのマネージメントです。 ラウンドごとに振られたダイスは、その目に対応したアクションマスに置かれ、手番ごとにダイスを選び取ることで、そのアクションを実行し、と同時に、アクションの色に応じたリソースを獲得することになります。 このとき、そのダイスの目が非常に大きな意味を持ちます。 というのも、ダイスの目が大きければ、その分、獲得したリソースの数が多くなり、ダイスの目が小さければその分、そのアクションで用いることの出来るアクションポイントが多くなるのです。 リソースがなければアクションを実行できず、アクションポイントが少なければ幅広く手を打つことはできません。 とてもシンプルな仕組みですが、アクションを選択すると同時に、それに付随した二つの要素のバランスをどう取るべきか、うまく悩ましさを盛り込むことに成功していると言えるでしょう。 そして、プレイヤーは、二つの自分駒である商人と建築士をヨーロッパ各地に派遣することになります。 それらの駒を用いて商館や柱、大聖堂を建てることが主なアクションとなり、加えて、さまざまな人物を邸宅に招いたり、契約を遂行していきます。 商館や柱の建設は、基本となるだけに重要なアクションですが、それぞれの都市に建設できる数はシビアなものとなっており、他のプレイヤーの動向にも気を配らなければならないでしょう。 また、邸宅に人物を招き、追加ボーナスやアクションの底上げを得ていくことも重要な要素です。邸宅は、同じ人物を揃えて完成させるというセットコレクションの要素もあり、ここでもプレイヤーは頭を悩ませることになります。 こうして手を進めていき、ラウンドごとに特定の都市における得点計算を狙っていくことになります。 ゲームごとに「どの都市」で「どのような条件」で得点が獲得できるかは、ランダムで決定されるため、ゲームごとに異なる戦略、計画が求められることになります。 また、さまざまな条件を満たし、契約を遂行することも忘れてはいけない要素です。 個別の作品では、やや尖ったゲームが多かった印象である昨今のルチアーニとタッシーニですが、この「ティルトゥム」は、王道的なユーロストラテジーとして仕上げられた印象を受けます。 シンプルながら悩ましいダイスピックによるアクション選択、二つの駒のマネージメント、各都市での建築を巡る早取り、邸宅のスペースを埋めるセットコレクション、契約やラウンドごとの条件を見据えたプランニングといった要素が、実に巧くまとめ上げられ、完成度の高い一作となっています。
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兵馬俑 日本語版
¥11,000
※この商品は予約商品です。この商品を含むご注文は10月31日以降の発送となります。 ルール難易度:★★★★☆(ミニチュアが大きく目を引き派手さがあるものの、ゲーム内容は骨太) いいポイント ・三連アクションホイール、粘土のユニークなマネージメント、タイトな得点バランスなど、通好みな魅力が溢れている ・豪華なミニチュアは視覚的に楽しいだけでなく、UI的にもなかなかのもので意味がある イマイチなポイント ・アクションの選択肢が多いため、悩みがちの人はより悩んでしまう ・見た目の派手さから受ける印象と比べると、プレイの内容は地味に思えてしまう プレイヤーは、職人であり芸術家でもある一人となって兵馬俑の建造に携わり、より高い得点を得ることを目指します。 三重ホイールを用いたユニークなワーカープレイスメントによるアクション選択の中で、精巧なミニチュアによって造り上げられていく兵馬俑。 遊び応えも見た目のインパクトも十分な注目の一作です。 メインとなるシステムは、自分の駒をスペースに置いてアクションを選択し実行していくワーカープレイスメントです。 ただし、普通のワーカープレイスメントではなく、三重のホイールで用意されたアクションスペースが大きな特徴となっています。 三重のアクションホイールの外周に用意されたスペースにワーカー駒を置くことでアクションを実行することになるのですが、三重のホイールにはそれぞれにさまざまなアクションが用意されており、ワーカー駒ひとつを置くことで、三重ホイールによって組み合わせられた3つのアクションを実行することになるのです。 自分にとってより効果的なアクションの組み合わせは一体どのスペースなのか、的確な判断を行いましょう。 また、コストを支払えば僅かながらホイールを回すことも出来るため、状況が許すならばより効果的なアクションの組み合わせを探ることも必要かも知れません。 と同時に、配置するワーカー駒の選択もカギとなります。 ワーカー駒には、一回り大きい「名工」と呼ばれる駒があり、通常のワーカー駒である「職人」が置かれたアクションスペースであれば、(一人だけではあるものの)名工は後から同じアクションも選択できるのです。 あるプレイヤーが駒を置いたアクションは後から選択できないことが一般的なワーカープレイスメントですが、「兵馬俑」では、二つの駒の使い分けによって、アクション選択の順序や、他のプレイヤーの動向をどう読むのかという点に、新しい駆け引きを盛り込むことに成功しています。 通常のワーカー駒である「職人」をアクションによって「名工」にアップグレードすることもでき、ゲームを通して、どのようにマネージメントしていくかは、非常に重要なポイントとなるでしょう。 こうして、アクション選択を繰り返し、兵馬俑を建造していくことになります。 兵馬俑にさまざまなミニチュアを配置し、ミニチュアの種類ごとに異なる得点や効果を得て、ゲームを進めていきます。 武官俑や射手俑といった一般的なミニチュア以外にも、馬俑、歩兵俑といった特別なミニチュアもあり、これらをどう組み合わせて配置すべきか、決して広くはない配置スペースを巡っての陣取り的な要素と相まって、的確な判断が求められることになります。 手元にある数だけでなく、「乾いているかいないか」その使用状態、不使用状態に分けられた資源となる「粘土」の独特なマネージメントも、「兵馬俑」の魅力と言えるでしょう。 リソースの「種類」ではなく、その「状態」がポイントとなるこのメカニズムは、シンプルさとマネージメントの面白さの両立に繋がっているのです。 豪華でインパクトの大きなミニチュアに目が行きがちですが、タイトな得点システムも含め、随所に「通好み」な点が多く、満足度の高いプレイ感を得ることができます。 「ネメシス」のヒットも記憶に新しいAdam Kwapińskiがデザイナーの一人として加わっているだけに、納得と言ったところです。 ※ミニチュアの細い箇所等に若干の変形が見られる場合がありますが、材質上避けられないことのため、仕様としてご理解ください。気になる方は、ぬるま湯で温めて丁寧に整えることなどをお試しください。 ※箱の記載は「1人~」となっていますが、ソロルールは商品に含まれておりません。サポートページからダウンロードしてご利用ください(近日公開予定) htto://support.tendays.jp/
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フォーラムロマナムの商人
¥2,860
※この商品は予約商品です。この商品を含むご注文は10月31日以降の発送となります。 タイトル:Händler auf dem Forum Romanum デザイナー:Florian Isensee メーカー:テンデイズゲームズ 発売年:2022年(オリジナルは2008年) プレイ人数:4人 プレイ時間:60分 対象年齢:10歳~ ルール難易度:★★★☆☆(文量少なくルール自体は極めてシンプル。しかし、そのゲーム性からプレイの勘所を掴むのは難しめ) いいポイント ・プレイヤー間のインタラクション(相互作用)、思惑が入り交じった駆け引きを濃密に楽しめる ・自分で仕掛けて見事にうまくいった時の快感 ・落ち着いた色使いで雰囲気溢れるアートワーク イマイチなポイント ・積極的に駆け引きを仕掛けたりしないと展開が平坦になる ・4人専用 ・カードゲームとしては長めのプレイ時間 2008年にドイツでほぼ個人出版の規模で発売され、一部に熱狂的なファンを生んだ「フォーラムロマナムの商人」が日本仕様版としてリメイクされました。 プレイヤーは、一商人となり、古代ローマでさまざまな商品を売買し、市場価値を高め、その資産を利用することで得点を購入し、いち早く12点を獲得することを目指します。 ゲームは、手番プレイヤーの選択によって選ばれた商品カードの組を競りで得て、そのカードを自分の場に出し、市場価値をコントロールしていくことで進んでいきます。 「フォーラムロマナムの商人」で、もっとも特徴的なのが、市場価値が完全にプレイヤーの思惑とそのプレイングだけで形成されるというところです。 市場における商品ごとの価値は、ゲーム全体で場に出されているその商品カードの枚数と等しいものになります。 すなわち、枚数が多く出ているものの価値は高く、少ないものの価値は低くなるのです。 「フォーラムロマナムの商人」では、競りや得点カードの購入で「お金」が使われることはありません。(そもそも内容物に含まれていません) 自分の手元に出している商品カードを用いて、その価値でやりとりがなされるのです。 支払いに用いられた商品カードは、場から無くなるため、商品価値が大きく下落することになります。 より効率よくその価値を活用するためには、すべてのプレイヤーがどのような思惑でカードを出しているのか、商品カードを出すタイミングや支払いに使うタイミングなど、その読みと見極めが重要となるのです。 加えて、手元に出せるカードは5枚までという制限があります。自分だけでは価値を上げるのは限界があるでしょう。時には他のプレイヤーと同調し、価値を高めていくことも求められるでしょう。 価値の低いうちにカードを出し、価値が上がったところで支払いに用い、他のプレイヤーの手元の価値を下げる―「フォーラムロマナムの商品」で一番基本的なこの点は、言葉にすると簡単ですが、それがとても難しいことは言うまでもありません。 手元に出す商品カードのうち、3枚は伏せて出せるというのも大きなポイントです。 伏せられた商品カードは、市場価値に影響は及ぼしませんが、支払いには通常のカードと同様に用いることができます。 表向きのカードで市場をコントロールするか、裏向きのカードでひっそりと他人の思惑に乗るか。もちろん、表向きのカードと同じ商品を裏向きのカードと合わせて出来るだけ多く出すことで、より大きな利益を狙うこともできます。 毎手番ごとに自動で商品をもたらす「産地カード」による展開の広がりも用意されています。 4人専用であることと、ほぼプレイヤー間の思惑だけで成立しているような内容だけに、遊ぶ人を選ぶところはありますが、「カードゲーム」と一言では言い表せないほどの存在感を持つ一作として、だれもが体験する価値は十分の一作です。 丁寧に描かれた雰囲気のあるアートワークも魅力です。
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ルナ・キャピタル 日本語版
¥6,600
タイトル:ルナ・キャピタル / LUNA Capital デザイナー:Jose Ramón Palacios メーカー:ケンビル 発売年:2022(オリジナルは2021年) プレイ人数:1人~4人 プレイ時間:30分~60分 対象年齢:8歳以上
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ロスト・シーズ 日本語版
¥3,850
タイトル:Lost Seas デザイナー:Johan Benvenuto, Alexandre Droit メーカー:Blue Orange 発売年:2022年 プレイ人数:2人~4人 プレイ時間:20分~30分 対象年齢:7歳~ ルール難易度:★★☆☆☆(タイル選択と配置を繰り返すだけなので、とても簡単。ただし、得点条件のタイルをしっかり把握する必要あり) いいポイント ・ゲーム開始前の得点条件タイルの選択から、ゲーム本編のタイル選び、配置まで、ほどよいジレンマと選択の積み重ねで気持ちよく、楽しく悩むことができる ・難易度を落としたルールも含まれ、子どもゲームとしても楽しめる ・二人プレイ、三人プレイでは、タイル選択時に、タイルを捨てる「カット」の要素が加わり、通好みの展開も楽しめる イマイチなポイント ・得点条件のタイルのアイコン記述がややわかりにくい ・より適切な位置にタイルを置こうとするあまり、考慮時間が長くなりがち 「ロスト・シーズ」において、プレイヤーは、16枚のタイルを自分の設定した得点条件に合うように並べることを目指します。 ゲームは、プレイヤーごとに受け取った8枚の得点条件が描かれたタイルを用いて4×4の場を作り、そこにさまざまな要素が描かれたタイルをドラフトによって獲得し、並べることで進んでいきます。 4×4の場に並べれたタイル、それぞれの列や行ごとに、いろいろな要素が「ある、ない」、「いくつある」、「二つの要素でペアを作る」等の条件によって最終的な得点が決まりますが、この条件をプレイヤー自らが設定できるのがこのゲームの面白いところです。 「○○をこの列に並べないようにしよう」、「この行とこの列が交差するここに○○が来ればおいしいだろう」と言ったことを踏まえつつ得点条件のタイルを配置することになるわけですが、この得点条件のタイルは両面仕様になっており、「ローリスクローリターン」の面と「ハイリスクハイリターン」の面が用意されているのです。得点条件の吟味はもちろんのこと、リスクとリターンの配分や、どの要素に高得点を見いだすのかと言った点がカギとなるのは言うまでもありません。 実際に配置することになるタイルも、要素が一つだけのもの、複数描かれているもの、また描かれている個数もいくつもパターンがあり、タイル選びも決して安易にはできません。 「16枚のタイルを選んで並べるだけ」のシンプルさではありますが、ゲーム開始前の得点条件の設定の時点でプレイヤーに「ゲームの組み立て」をイメージさせ、その後のタイル獲得もジレンマたっぷり。 運試し感覚、パズル要素のあるビンゴ感覚で楽しめる一方で、ゲーム好きも満足させる懐の深いタイトルになっています。
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エリアンティス 日本語版
¥5,940
タイトル:Eriantys デザイナー:Leo Colovini メーカー:Cranio Creations 発売年:2022年(オリジナルは2021年) プレイ人数:2人~4人 プレイ時間:30分 対象年齢:8歳~ ルール難易度:★★★☆☆ いいポイント ・駒への影響力を高め、支配下に置き、その駒を使っての陣取りという多重構造のユニークさ ・ゲームの中盤から後半にかけて展開する「島の合体」がもたらすダイナミズムと、それに比例したゲームの盛り上がりと興奮 ・激アツな三つ巴の戦いが楽しめる三人プレイ イマイチなポイント ・明るい見た目のイメージからはあまりに遠いと言わざるを得ないタイトなゲーム性 ・チーム戦となる4人戦は興味深いものの、あまり機能しているとは言えず、ほぼ「三人専用」 「エリアンティス」は、浮遊する小島を舞台にした多数派争いによる確保のゲームです。ゲームの後半、浮遊するそれぞれの小島は、ゲーム展開に応じ合体してより大きな島となっていきます。この島と島との合体というダイナミックな展開が一風変わった持ち味となっている個性的なゲームです。 プレイヤーは、影響力の大きさで優位に立つことで、それぞれの浮島を確保していくことになります。 浮島に置かれた駒によって影響力が決定されるのですが、浮島に置かれた駒は、特定のプレイヤーの持ち駒というわけではないのが、「エリアンティス」の面白いところです。 浮島に置かれた駒は、それぞれの色ごとに、「駒に対する影響力」の大きさで優位に立っているプレイヤーの駒として扱うことなるのです。例えば、水色駒が3個、ピンク駒が2個、ある浮島に置かれているような場合、水色駒を自分の影響下に置くことが出来ていれば、その浮島へは3の影響力があり、水色駒とピンク駒のいずれも影響下に置くことが出来れば、5の影響力を持つということになるわけです。 すなわち、駒への影響力の大きさを競い、駒を自分の影響下に置いた上で、その駒の影響力を用いて浮島への影響力を競うという二段構えになっているのです。 そして、一度、影響下に置いた駒であっても、プレイヤー間の影響力の大きさが変われば、どのプレイヤーの影響下に置かれた駒かも変わることになります。 「エリアンティス」では、手番ごとに、4個の駒を、駒への影響力を高めるために使うか、浮島への影響力を高めるために使うかを割り振ることになります。 駒か島かープレイヤー間のパワーバランスや展開を踏まえ、常に選択を迫れることになるでしょう。 そして、浮島の確保が進んだ先に待っている「合体」もユニークな点です。 隣り合う浮島を、同一のプレイヤーが確保した場合、それらの浮島は合体し、ひとつの大きな浮島となります。浮島に置かれた駒は、そのまま置かれ続けるため、置かれた駒の状況によっては、強固であればより強固に、危ういバランスであればゲーム展開に波乱をもたらすものへとなるかもしれません。 小さな島がやがて大きな島へとなり、展開もよりダイナミックなものへと変わっていくのは、視覚的にもプレイ感的にもとても魅力的なものになっています。 「カール大帝」といてリリースされていた作品が、人気デザイナーであるシモーネ・ルチアーニ率いるチームによってリメイクされ、浮島の数が減らされるなどのバランス調整が図られることで、プレイ時間も短くなり、よりダイナミックさが際立ちました。 三人プレイにおける三つ巴の戦いが、このゲームのポテンシャルをもっとも引き出しており、「カール大帝」と同様に、三人でのプレイが圧倒的におすすめです。