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タイトル:Tucana Builders
デザイナー:Kristian Amundsen Østby, Eilif Svensson
メーカー:テンデイズゲームズ
発売年:2024年(オリジナルは2023年)
プレイ人数:1人~5人
プレイ時間:30分
対象年齢:10歳~
ルール難易度:★☆☆☆☆(基本となるゲーム進行は、およそ1ページ分というルール文量の少なさで)
いいポイント
・極めて簡単なタイル配置ゲームだが、すべてが絶対に巧くいかない中での取捨選択の悩ましさは強烈
・南国を思わせる華やかなでビビッドな色使いは特徴的で魅力的
イマイチなポイント
・楽しさよりも悩ましさが勝っており、手軽なタイル配置ゲームのイメージからすると少々マニアックな面白さ
火山の噴火に見舞われたツカナの島を舞台に、プレイヤーは、島で散り散りになってしまっている動物たちと人を救うため、小道を作ります。
プレイヤーは、自分の個人ボード上にタイルを置くことで小道を作ります。
毎回めくられたカードに描かれた地形に、ランダムで引いたタイルを配置します。
タイルには、小道や色分けされた動物が描かれています。
小道をうまく繋げ、動物を対応する同じ色の小屋に続くように作ることができれば得点になります。
小屋は各色ごとに二個あり、同じ動物であってもそれぞれの小屋ごとに得点となるため、小道が二股や三股のタイルが重要となるのですが、それ以上に引かれたカードに描かれた地形に置くことしかできないという制約が非常に厳しいため、重要なタイルであっても常に活かすことは非常に大変です。一本道のタイルであればなおさらです。しかし、一本道のタイルには動物が描かれているため、やはり疎かにはできません。
そして、ゲームは常に取捨選択が迫られることになるのです。
また、ゲームの中で最大二回使うことができる、好きな地形にタイルを置けるワイルドカードの使いどころも重要となるでしょう。
「ツカナ諸島の小径」同様に、得点システムが手軽ながら優れたものになっています。
前半と後半にわかれており、それぞれで得点計算があるため、最終的な形をどう目指すかだけでなく、序盤からどの程度得点を確保するのかも見極める必要があります。
また、最終得点では、もっとも獲得できなかった色の得点が二倍になるため、満遍なく得点を獲得することも忘れてはいけません。
ここでもまた、取捨選択の厳しさを感じ取ることができるはずです。
ボーナス要素「鉱石カード」を加える上級ルールやソロルールも用意され、抜かりありません。
非常に完成度の高いタイル配置ゲームと言えるでしょう。
レビュー
(360)
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